記事内に広告リンクが含まれる場合があります。
消費者庁の景品表示法の一部変更(2023年10月1日施行)に伴う表記をしております。
大災害が起こると、ガスが止まる恐れがあるため、カセットコンロは必需品です。本記事では、防災士・気象予報士がおすすめのカセットコンロをレビューします。
![Cast](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/ecf820e91c525eb6839ec00adc536245.jpg)
おすすめは「スノーピーク HOME&CAMP バーナー」です。
この記事を読めば、ガスが止まっても、温かい食事や飲み物をとれるなどのメリットが分かります。
普段使いからキャンプまで大活躍するアイテムです。カセットコンロを準備できていない人やインテリア・キャンプギアにこだわりたい方もぜひご覧くださいね。
- インテリアになじむデザインが良い
- 普段使いだけでなく防災用としても併用したい
- スペックの高さと携帯性を両立させたい
![](https://tenki-bosai.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![](https://tenki-bosai.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
【レビュー】スノーピーク HOME&CAMP バーナー|実際に調理
![レビュー画像](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/440b17447600308b561803433399cd79.jpg)
アウトドア用品で有名な新潟に本社を置くメーカー「snow peak(スノーピーク)」の製品です。
![Cast](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/ecf820e91c525eb6839ec00adc536245.jpg)
全製品に保証書がなく、なんと永久保証。
洗練されたデザインが多く、今回の「HOME&CAMP バーナー」もそのひとつ。
![外箱](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/6fe208788d6478089df43d93af87d145.jpg)
カセットコンロにもかかわらず、立体的です。一目で普通のコンロではないと分かります。
![HOME&CAMP バーナー(開封後)](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/02d0347ef392476576ab88260e61b623.jpg)
美しいフォルムをしています。
![外側](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/aba627c3d05a3bcd43e83e4bf781234d.jpg)
カバーを開き、コンロの内部を矢印の方向に回転させます。
![HOME&CAMP バーナー(開封後本体中)](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/ba9b54473ee2604eaae3e990d742da6f.jpg)
ゴトク(脚)を開くと本体は完成します。
![コンロ全体](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/f57ecc9512bb191b416fb173993a36e6.jpg)
![Cast](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/ecf820e91c525eb6839ec00adc536245.jpg)
最初は戸惑いましたが、慣れれば5秒ほどで組み立てられます。
次にガスボンベをピンク枠のようにセット。簡単な取り付けです。
![](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/f25b7549c0866c15a55b3281ff763ab0.jpg)
組み立てから着火までの動画を掲載します。
試しにキャンプの定番、カレーを4人分作り、使用感を調べました。
![料理開始](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/31779c050a9bb129acac2b8a0dcc1496.jpg)
鍋の大きさは直径約24cmと少し大きめですが、余裕で置けて安定感もあります。
![調理中](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/64d2ea9d0beab550ef587408a216d550.jpg)
![Cast](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/ecf820e91c525eb6839ec00adc536245.jpg)
調理中、見えていないですが、野菜の下でお肉が焼かれています。
![](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/0577dd6cacb48eb931446dad27d99664.jpg)
火力調整の表示は一応3段階になっていますが、ツマミを少し回すことで火力の微調整が可能です。
![強火](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/b0f9cdcd62b16fd71e9e927b5b49274c.jpg)
写真は強火。十分すぎる火力でしたので弱〜中火で調理しました。
![](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/f4358e26f6afc59dd86b60365df27e48.jpg)
![Cast](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/ecf820e91c525eb6839ec00adc536245.jpg)
30〜40分ほどでカレーができました。具材もよく火が通っており、トロトロでおいしい。
使用直後でも収納するために触れる箇所は熱くなく、すぐに収納可能です。
ただ、注意が必要なため、少し時間を空ける方が良いです。設置する場所が熱に弱い場合は、以下の専用断熱シートを活用しましょう。
![](https://tenki-bosai.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
写真は使用後の状態ですが、特に汚れは付いていません。
![バーナー部分](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/b246bb7b423d57733f9bb995a25c0375.jpg)
汚れがあったとしてもパーツ同士が離れているため、お手入れしやすいです。
【スペック】スノーピーク HOME&CAMP バーナー |画期的デザイン・高い携帯性
![スペック](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/8e449514b3de40ba90959e24db1fef22-3.jpg)
「HOME&CAMP バーナー」のスペックなどをご紹介します。
カセットコンロ界の王者「イワタニ」(シェア85%)の小型コンロ「カセットフー プチスリムⅡ」のスペックと比較します。
![Cast](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/ecf820e91c525eb6839ec00adc536245.jpg)
イワタニ「カセットフー プチスリムⅡ」も防災グッズとして持っています。
赤文字の項目は相手製品に比べ優れている点です。
製品 | HOME&CAMPバーナー (スノーピーク) | カセットフープチスリムⅡ (イワタニ) |
---|---|---|
サイズ(cm) | 34.6×30.1×12.0(高さ) 9.0×12.0×25.5(収納時) | 27.9×18.5×8.5(高さ) |
重量 | 1.4kg | 1.0kg |
最大火力 | 2,100kcal/h | 1,600kcal/h |
連続燃焼時間 | 110分 | 112分 |
安全装置 | ・ガス遮断装置 (異常圧力時) ・容器装着安全装置 (スイッチONだと ボンベ装着不可) | 同左 |
ヒートパネル (燃焼効率UP) | あり | なし |
バーナー形状 | 内炎式 (高加熱) | 外炎式 (熱が逃げやすい) |
対応鍋サイズ | 14〜30cm | 11〜20cm |
カラー | ブラック/カーキ/シルバー | オレンジゴールド |
参考価格 | 12,000円前後 | 3,500円前後 |
「スノーピーク HOME&CAMP バーナー」の特徴や強みをまとめます。
コンロをたたむとボトル状になるため、かなりコンパクトに変化します。縦にも横に置けるのは保管に便利です。
![バーナー縦置き・横置き比較](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/8268f6bd570a86c5cf90c342ea730e9c.jpg)
![外観](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/1ef3ddeff6b0d1d2f8bdb1fb58087827.jpg)
バーナーや脚をボトル内に収納でき、ムダがありません。「魅せるカセットコンロ」に変化します。
![外観(横)](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/bdd1840028d149ec2c00b49d94bf2e83.jpg)
通常、コンロは収納棚に仕まいますが、HOME&CAMP バーナーは外に出したままでもインテリアに調和します。
ボトル状のため、リュックなどに入れやすく持ち運びが楽々。
車中・テント泊などプライバシー重視の避難をする場合、重要な火力源になります。
![リュック収納時写真](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/7681fc08130f62688c4d92837ade23a7.jpg)
日帰り登山用の小型ザック(24L)にもすっぽりと収納できます。直接の収納に抵抗がある方は以下の専用のケースもあります。
![](https://tenki-bosai.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/c755b70a5f24930c87691947a211c4ee.jpg)
写真のように炎が内側から出るのが「内炎式」です。
![Cast](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/ecf820e91c525eb6839ec00adc536245.jpg)
内炎式だと炎が分散しにくいため、高い燃焼効率になります。
逆に外炎式だと熱が分散し、燃焼効率が下がります。外炎式に比べ内炎式は耐風性が高いです。アウトドア用に適しています。
小鍋から大鍋(直径14〜30cm)まで置けるため、様々な家庭での食事に対応しています。
![Cast](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/ecf820e91c525eb6839ec00adc536245.jpg)
調理できるメニューの幅も広がりますね。
鍋のサイズと食事人数の関係は以下のとおり。
- 5号サイズ(15cm前後):1人用
- 6号サイズ(18cm前後):1〜2人用
- 7号サイズ(21cm前後):2〜3人用
- 8号サイズ(24cm前後):3〜4人用
- 9号サイズ(27cm前後):4〜5人用
- 10号サイズ(30cm前後):5〜6人用 (鍋によっては30cmを超え、置けない可能性あり)
![](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/GS-600BK_feature5.jpg)
![Cast](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/ecf820e91c525eb6839ec00adc536245.jpg)
お好みに合わせて3色から選べるのはうれしいですよね。
イワタニの家庭用カセットコンロより高価です。ただ、HOME&CAMP バーナーはキャンプギアです。
キャンプギアとしてのスペックを考慮すると十分に適正価格です(イワタニもアウトドア用コンロは10,000円前後)。
![](https://tenki-bosai.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![](https://tenki-bosai.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
【注意点】ダッチオーブン使用不可・ガスボンベの互換性/保管年数など
![HOME&CAMP バーナー(開封後)](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/02d0347ef392476576ab88260e61b623.jpg)
カセットコンロの使用では、以下3点の注意事項があります。
![ダッチオーブン](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/a290b83e6b4662bf1823089d7b343e54.jpeg)
ダッチオーブン(分厚い金属/セラミック鍋など)は主に焚火や炭火用の調理器具です。
輻射熱が強く、コンロ本体が異常高熱になるため、HOME&CAMP バーナーでは使用不可(イワタニ製も同様)。
![ガスボンベセット](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/8deb0081feffa0168b4a6e758a11df81.jpg)
HOME&CAMP バーナーには、専用ボンベ「ギガパワーガス CB ブタン(GPC-250CB)」があります。やむを得ない理由がなければ、専用ボンベを使用しましょう。
![Cast](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/ecf820e91c525eb6839ec00adc536245.jpg)
ガスボンベ(同容量)はイワタニよりスノーピークの方が安いです。
イワタニが約440円/本に対して、スノーピークは約330円/本です。多頻度ユーザーや防災備蓄にとっては助かりますね。
ガスボンベは製造後7年以内を目安に使用する必要があります(イワタニ製も同様)。
普段あまりコンロを使用されない人は「カレーを作るときはカセットコンロを使う」などと決めておけば、自然とボンベを使用&買い替えができるのでおすすめです。
![](https://tenki-bosai.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
防災に適さないコンロがあります。登山などで使用する以下のような縦型コンロです。
![縦型バーナー](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/5342706512a2fd47e4fddbf610a3eda6.jpeg)
大地震であれば被災後に余震・本震が数時間・数週間以上続く傾向があります。
![Cast](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/ecf820e91c525eb6839ec00adc536245.jpg)
安定性の低い縦型だと転倒し、やけどの恐れ、最悪火災の可能性があります。
やむを得ず使用する場合はしっかりと支え、すぐに消火できる体制をとってください。
【防災】カセットコンロは本当に必要?|カセットボンベは何本必要?
![カセットコンロは本当に必要なのか・必要なボンベ数は?](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/8e0c3526026d9de4cdc2a5d922cc6206.jpg)
防災グッズとして、カセットコンロは本当に必要か・必要なボンベ数を説明します。
大災害時、ライフライン(電気・ガス・水道)が損傷する可能性があります。
![ガスコンロ停止中](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/c8bbc1a20d7d40f705b2d83c140f460d.jpeg)
ガスは復旧まで1ヶ月ほどかかる恐れがあります(詳細は以下記事参照)。
【発生確率90%超!?】防災準備が今すぐに必要な重大な理由|簡単解説
ガスが止まれば食事などが難しくなるため、カセットコンロは必須アイテムです。ガスを使用しないオール電化の家庭でもカセットコンロは必要。
![Cast](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/ecf820e91c525eb6839ec00adc536245.jpg)
「電気」に依存しているため、停電が起こると食事できません。
主に以下の3項目でカセットコンロが必要になります。
![温かい食事](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/d959d09c0f6bfc1a7adedfcd90604d42.jpeg)
レトルト食品や生鮮食品があれば熱湯が必要。特に冬季の災害であれば、誰もが温かいご飯(飲み物)をとりたいです。
![煮沸消毒](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/db6886f435a3b4cc1241d867776ce1f2.jpeg)
乳幼児の哺乳瓶など繰り返し使用するものは煮沸消毒が必要です(断水も発生していると洗い物が困難)。
![洗身参考画像](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/18bd09fba80b3ae10464c08c5c457dd8.jpeg)
ボディシートなどで身体を拭くこともできますが、こちらも冬季であれば、冷たく感じます。
コンロで温めたタオル・お湯で洗身できれば、血行促進にもなり、身体的・精神的ストレスの軽減になります。
1人につき最低3日分で2本、可能なら1週間分で5本必要(備蓄期間の詳細は以下の記事を参照)。
【最低限】防災グッズ 絶対に必要なモノ13選 チェックリスト付き
- 使用時期:冬(冬はガスを多く使う)
- 使用先:1日3回の調理、飲料温め、煮沸(総水量2L/人)
- ガスボンベ:CB缶 容量250g(一般的な大きさ・スノーピークガスボンベもこちらに該当)
![](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/06/56841b8b1e6a45525d9495558f494db7.jpg)
![Cast](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/ecf820e91c525eb6839ec00adc536245.jpg)
3人家族で1週間分だと15本※になるから結構多いです。
買いだめし、日常使いである程度なくなったら、補充するのがおすすめです(ローリングストック法)。
※15本は1人につき5本/1週間×3人分で計算
総必要本数はケースバイケースのため目安です。人数による単純計算で算出。夏季や家族分まとめて調理するなどガスの使用量が少ない場合は15本以下になる場合があります。
【まとめ】スノーピーク HOME&CAMP バーナーをおすすめできる人
![スペック](https://tenki-bosai.com/wp-content/uploads/2022/11/8e449514b3de40ba90959e24db1fef22-3.jpg)
普段使い&防災グッズにもなるオシャレなアイテムをご紹介しました。大災害時も温かい食事をとれるなどメリットは非常に大きいです。
「日常生活」に「防災グッズ」が美しくマッチし一石二鳥。
以下は「HOME&CAMP バーナー」をおすすめできる人のポイントです。
- インテリアになじむデザインが良い
- 普段使いだけでなく防災用としても併用したい
- スペックの高さと携帯性を両立させたい
![](https://tenki-bosai.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![](https://tenki-bosai.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![](https://tenki-bosai.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![](https://tenki-bosai.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)