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消費者庁の景品表示法の一部変更(2023年10月1日施行)に伴う表記をしております。
火災(地震)保険金の申請手続きをサポートをする「火災保険申請サポートサービス」。便利なサービスの一方、悪徳業者にだまされたなど不安な声があります。
私は気象予報士・防災士・FP、防災とお金の専門家です。本記事では、火災保険申請サポートサービスの注意点をまとめました。
不安を消してからサービスを利用したいですよね。
この記事を読めば、悪徳業者の特徴などが分かります。トラブル事例をまじえながら解説。信頼できる「火災保険申請サポートサービス」もご紹介します。
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火災保険申請サポートサービスは違法?【合法・違法でない】
「火災保険申請サポートサービス」は合法サービスです。
ただ、違法な悪徳業者もいます。悪徳業者は住人をだまして保険金申請を勝手に行います。都合の悪い情報を住人に隠します。
保険金の申請は契約者本人(住人)がする決まりになっています。
上記の決まりは各保険会社の規則に書かれています。業者は保険金申請はできません。図で説明します。以下は合法の火災保険申請サポートサービスです。
以下は違法の業者です。
「火災保険申請サポートサービス」で「火災保険申請代行サービス」ではありません。悪徳業者と契約すると、すべての手続きが知らぬ間に進みます。
「火災保険申請サポートサービス」利用時は、ご自身が保険金の申請をする手順か確認しましょう。
合法
- 火災保険申請サポートサービス
- 保険金の申請と書類送付は住人が行う
違法
- 火災保険申請代行サービス
- すべての手続きを業者が勝手に行う
悪徳業者の特徴・トラブル事例を解説【訪問・電話営業は特に警戒】
悪徳業者の特徴と実際のトラブル事例を解説します。
業者からの訪問・電話営業は危険です。信頼できるサポートサービスは自然とお客様から依頼が入るので、直接勧誘しません。以下に悪徳業者の主な特徴をまとめます。
- 訪問・電話営業
- HP・オフィス・実績がない
- 偽りの書類を作成
- 修繕工事を強制する(工事するかは保険契約者が決める)
勧誘の98%が訪問・電話営業です。
世間に悪評が広まるのも納得できます。
悪質だと長時間勧誘し、強引に契約させます。業者の情報を特定されないように、HPやオフィスがないのも特徴の一つ。
保険金を不正に多額請求するため、わざと屋根を壊し、偽りの申請書類を作成します。修繕工事を強制する業者もいます。
保険金の使途は保険契約者の自由です。
実際に工事するかは保険契約者が決めることです。
トラブルの約8割が60歳以上。実際のトラブル事例を以下に記載します。
令和元年秋台風の後にハウスメーカーの下請けの工務店が訪ねてきて「瓦が飛んでいる。保険金の範囲で修理ができる。申請の手伝いもする」と言われ、了承した。
保険をおりやすくするためか、工務店が壊れていない瓦を外して「黙っているように」と言い、保険鑑定人の立会い時には「家から出るな」と指示された。(以下略)
2020年4月 70歳代 女性
独立行政法人 国民生活センター
事業者から電話があり、「昨年の大型台風や数年前の大雪被害で破損している箇所は火災保険で修繕できる。
当社にて保険申請のサポートが出来る」と勧誘され、無料修理できるならと思い、来訪を受けた。
家をくまなく診断され、屋根、雨どい、外壁、外溝など合計約 260 万円の見積書が完成した。
事業者の指示に従い保険金の申請をしたら、保険会社から調査が入った。
保険会社の提示額は14万円と、あまりにも見積もりとかけ離れており、保険会社に「見積額には経年劣化の部分が多く、見積もりは信用性にかける」と言われた。(以下略)
2020年7月 60歳代 女性
独立行政法人 国民生活センター
令和元年秋台風で自宅の雨どいや雨戸等が破損していた。
火災保険を使って自己負担なしで修理を行うという事業者が来訪し、「お宅の状態ならば保険がおりる」と言われ、事業者が申請手続きをしてくれることになった。
後日、保険会社から 130 万円の保険金が下りると連絡があったので、事業者に報告すると 130 万円の工事見積書を持って来た。
足場だけで 50 万円もの費用が計上されており高額だと思ったが、保険金の範囲内ですべての修理が済むならと工事を依頼した。
しかし、足場を組む際に張るネットを省略したり、雨戸は新品ではなく、廃材を利用して適当なものを作られた。(以下略)
2020年6月 70歳代 男性
独立行政法人 国民生活センター
事例は先ほどの悪徳業者の特徴とよく一致しています。訪問・電話営業は断るようにしましょう。
契約前に契約書をよく読み、手数料・支払いのタイミングの確認が必須です。
火災保険申請サポートサービスは利用すべきか?【活用した方がメリットが大きい】
ここまで火災保険申請サポートサービスの負の側面を解説しました。
サービス自体利用しない方が良いと思われる方も多いでしょう。
ただ、火災保険申請サポートサービスは活用した方が良いです。
信頼できる業者なら大きな恩恵を受けられます。
メリットは主に以下の3点です。
- 屋根など気づきにくい損傷が見つかる(ご自身で屋根に登るのは危険)
- プロによる保険金申請書の作成(保険金が高くなる傾向)
- 保険金が出ない場合は完全無料でサービス終了
火災保険申請サポートサービスを利用しないと、自宅の損傷に気がつきません。台風や地震などで損傷が広がる恐れがあります。
最悪、屋根の一部が吹き飛び、近隣住宅や通行人に被害が出ます。
火災(地震)保険料を払い続けるだけでは意味がありません。
保険の補償対象なら忘れずに保険金を受け取りましょう。
【まとめ】「火災保険申請サポートサービス」は業者の見極めが大切!
悪徳業者の特徴やトラブル事例を解説しました。訪問・電話営業は断るなど注意すべき点を事前に知るのが大切です。
安心のサポートサービスを活用し保険金を正しく請求しましょう。
以下におすすめの「火災保険申請サポートサービス」を4つ掲載します。どちらのサービスも全国的に展開、多くの実績があり信頼できます。口コミも好評です。
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「火災保険申請サポートサービス」を詳しく知りたい方は以下の記事をご覧くださいね。