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消費者庁の景品表示法の一部変更(2023年10月1日施行)に伴う表記をしております。
近年、地震や土砂災害などが多く発生し、被害者が増えています。2022年は首都圏での電力切迫・大手通信キャリアの回線ダウンなどライフラインのもろさが浮きぼりになりました。
大災害が起これば、電気・通信回線などが使えないことがあります。2024年の能登半島地震でも停電が数ヶ月間続いています。
テレビ・スマホが使えないと、何がどこで起こっているか分かりません。
大災害で役に立つのが防災(携帯)ラジオです。
この記事では、防災のプロがラジオの効果的な使い方やおすすめのラジオなどを説明します。
被災時にラジオを上手く活用できれば、支援物資(食べ物・生活用品等)をいち早く受け取れ、被災生活がグッと楽になります。
ラジオの効果的な活用方法【情報は命の一つ】
ラジオの基本的なことから活用方法まで解説します。
ラジオの基礎知識を以下にまとめます。
種類 | 特徴 | 使用方法 |
---|---|---|
AM | ・遠くのラジオ局も聞ける ・音質は悪くなりやすい ・大手のラジオ局が多い | 災害被害の大局的な情報、 速報を得るのに適している |
FM | ・音質が良い ・地域のラジオ局しか聞けない | 都道府県の被害など詳細な情報を得られる 「コミュニティFM」ラジオ局は 市区町村単位で地元住民向けの情報を発信 (避難所・炊き出し・給水の状況など) |
ワイドFM | ・AMラジオ局がFMでも放送し 音質が良くなる (非対応のラジオ局あり) | AMが聞き取りにくい場合は ワイドFMの周波数に切り替え |
短波 | ・海外のラジオ局が聞ける ・音質は非常に悪い | 基本的に使用しない 韓国や中国などの放送が聞ける |
災害時に使用するのは「AM・FM・ワイドFM」です。次に効果的なラジオの使い方を解説します。
災害が発生したら(発生しそう)以下の順番で情報取得します。
- 身の安全を確保
- テレビやラジオで速報・津波情報を取得(ネットなら信頼性の高いメディアから)
- ラジオ・ネットでどこに避難・支援を受けられるかの情報を取得
ラジオの使い方の流れは以下のとおりです(主に巨大地震発生を想定)。
避難所開設・炊き出し・給水の状況確認に役立つのが「コミュニティFM」ラジオです。
主に市区町村単位で住民向けにきめ細かい情報発信をしている地元密着型のラジオ局です。
東日本大地震時、「コミュニティFM」が給水所の案内などの有益情報を発信し、地元住民の大きな助けになりました。
東京都では「FMひがしくるめ」や大阪府では「FM千里」など各地に様々な放送局があります。以下サイトでお住まいのラジオ局が分かりますので、ぜひ調べてみてくださいね。
R@DIO TUNER(ラジオ局周波数 都道府県選択)(外部サイト)
停電や通信回線の輻輳(パンク)でネットから市区町村の公式情報を得られない場合は「コミュニティFM」を聞いてください。
生活に必要な情報(避難所・支援物資の配布など)を積極的に取得しましょう。
最近のラジオには、放送局を自動で収集してくれる「自動受信」機能があります。
ただ、普通のラジオはご自身で周波数を調整しなければいけません。そのため、災害時に聞くラジオ局の周波数を事前に確認しておく必要があります。
ネット回線の遮断を想定し、紙にまとめるアナログ方式がおすすめです(ラジオと一緒に保管)。
お住まいのラジオ局を調べ、すぐに周波数を合わせるようにしましょう。
メモのテンプレート(Googleスプレッドシート・PDF)を以下に掲載しますので、良ければお使いくださいね。
【ベストバイ】オススメの防災ラジオ「エコラジ7」|手間がかからない自動受信機能付き
多くの防災ラジオを試した防災士の私が最もおすすめするラジオは「エコラジ7」です。ワンセグ付きでテレビを視聴できます。
自動受信機能があり、面倒な周波数のチューニングが不要です。
ラジオを自動受信するので、周波数の確認・調整が不要な超便利アイテムです。詳細なレビューは以下の記事をご覧くださいね。
【まとめ】防災ラジオは災害時の必須アイテム
テレビやスマホからの情報取得に慣れきっている現代、大災害などで普段のツールが突然使えない恐れがあります。
被災時に困り果てるか、正しい行動をできるかは、ラジオの有無によって分かれます。
巨大地震などに対して、すぐに対応できるよう防災準備をしていきましょう。
最低限そろえておくべき防災グッズは以下の記事をご参照ください。
\絶対必要なアイテムを13種類厳選!/