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消費者庁の景品表示法の一部変更(2023年10月1日施行)に伴う表記をしております。
- おしゃれなデザインのバッテリーが良い
- 外出先でタブレットやスマホを何回も充電したい
- 価格は抑えたい
- 長期停電時にも1週間ほどはスマホを使い続けたい
ずっと外出するとスマホのバッテリー残量が気になりますよね。テーマパーク・キャンプなどでの写真撮影であっという間に残り数%に。
10年以上前から様々なモバイルバッテリーを使ってきたガジェット大好き「防災士・気象予報士」がレビュー。
今回は「Anker 335 Power Bank PowerCore 20000」です。
バッテリーの見た目からスペック、充電回数、災害時の活用方法まで解説します。
大災害などの停電時も1週間ほどはスマホなどの充電に困りません。日常+防災用のガジェットとして優秀なバッテリーです。
- 外出先でタブレット・スマホなどを長時間使用する
(カフェなどでコンセント探し不要) - 複数台/複数人と同時充電したい(3台同時充電可能)
- ベースはシックにワンポイント、目を引くデザインが良い
- 余計な付属品は不要、価格を抑えたい
- 防災用バッテリーとして併用したい(大災害時の充電源として有効)
【スペック】Anker 335 Power Bank PowerCore 20000|最大20W・3台同時充電に進化
電子機器メーカーで有名な「Anker」が2022年8月に発売開始した機種。今回「Power Bank」という従来にはなかった新シリーズが登場しました。カラーも「ブラック」と「ホワイト」の2色展開。
デザインもこれまでの落ち着いた感じと異なり、遊び心を感じます。
以下、スペックの概要です。
製品名 | Anker 335 Power Bank PowerCore 20000 |
主な機能 | ・タブレット、スマホなど3台同時充電可 ・急速充電 (タブレット&スマホ) ・長期製品保証(最大24ヶ月) ・低電流モード(イヤホンなどへの充電) |
バッテリー 容量 | 20,000mAh (iPhone12を5回以上、 iPhone13を4回以上フル充電可能) |
主な充電先 | ・タブレット ・スマホ ・ワイヤレスイヤホン ・カメラなど |
ポート数 (差し込み口) | 3つ(同時充電可) ・USB-C×1 ・USB-A×2 |
最大出力W数 | ・USB-C:20W ・USB-A:18W ・USB-C & USB-A×1:合計18W出力 ・USB-C & USB-A×2:合計18W出力 ・USB-A×2:合計18W出力 ※パススルー充電不可 (大容量バッテリーのため、ながら充電は想定されていない) |
重さ | 約476g |
カラー | ブラック・ホワイト |
付属品 | ・USB-C – Aケーブル ・取扱説明書 |
災害時スマホ 使用可能日数 (目安) | 7~8日 |
※mAh(ミリアンペア):電池容量の単位
「災害時スマホ使用可能日数」算出前提
- スマホ:iPhone12(約2,800mAh)1台
- 充電頻度:1日半に1回フル充電
- バッテリー容量ロス率:25%(一般的に充電時の電圧差などでバッテリー容量の20〜30%が損失)
【レビュー】Anker 335 Power Bank PowerCore 20000|おしゃれで目立つデザイン
「Anker 335 Power Bank PowerCore 20000」の詳細をレビューしていきます。
全体的にはAnkerらしい「上質なデザイン」に仕上がっています。
目を引くのがこれまでになかったロゴの大きさ。
「Anker」の知名度と高品質なブランドイメージはここ数年で広く認知されたため、ロゴが大きくても自然でカッコいいです。むしろ従来と比べて今回のデザインの方が好きな人も多そうです。
ロゴとボタン周り、バッテリーサイドは光沢仕様のため、指紋が付きやすいですが、良いアクセントになっています。
逆に表面はさらりとした合金で高級感があり、指紋や汚れが付きにくい仕様です。
裏面もさらりとした合金でコーティングされています。
今回の進化のポイントは3台同時充電です。
同じバッテリー容量の従来品「Anker PowerCore Essential 20000 PD 20W」は2台。ポート数の増加はうれしい。
スマホはまだまだ「USB-A – Lightning」で充電される方が多いと思いますので、USB-Aポートが2つあると家族・カップル・友人などで同時充電でき便利です。
USB-Cポートも使用し、スマホ・タブレット・一眼レフカメラなども同時に充電可能。
充電を急ぐ場合は、USB-C(20W)かUSB-A(18W)ポートを単一で使用しましょう。
iPhone8以降であれば、たった30分で約50%充電できます。
タブレット・スマホを頻繁に使用するビジネスパーソンにも3台同時充電は非常に有効!
移動などの空き時間にタブレット・スマホ・ワイヤレスイヤホンなどを同時充電すれば、フル充電の状態で会議・作業を始められ、バッテリー残量を気にせず仕事に集中できます。
本製品は各デバイスのバッテリー残量に合わせて電力配分を自動で調整。バッテリー残量がわずかなデバイスには優先的に充電されます。
Anker公式ページには上記情報が記載されていませんが、Anker社に直接インタビューして教えていただいたので確かな情報です。
PCを充電したい方は以下の記事をご覧くださいね。
Ankerの正規価格は「7,490円(税込)」とスペックの割に価格が抑えられています。
なぜなら同じバッテリー容量で2ポートのみの「Anker PowerCore Essential 20000 PD 20W」の正規価格が「7,790円(税込)」だからです。
価格を抑えている理由は以下の2点があげられます。
- 付属品を最小限にしている
- 類似品と比べて大きくやや重い
① 付属品を最小限にしている
Ankerのバッテリーには通常、「収納ポーチ」と「USB-C – Cコード」が付属。
ただ、本製品は収納ポーチがなく、コードはUSB-C – Aタイプ。本体以外にはコストをかけないAnkerの思いを感じます。Ankerのバッテリーはポーチに入れず、裸の状態で使用しても特に問題はありません。
キズが付きにくい材質なので裸のまま持ち歩いています。
ただ、光沢仕様のバッテリーサイドは若干キズが付く恐れがあります。キズが気になる方は、ガジェットポーチやリュックの内ポケットなどに入れましょう。
② 類似品と比べてやや大きく重い
「Anker PowerCore Essential 20000 PD 20W」と比べるとやや大きく重いです。
ポート数が1つ増えたのは大きな強みですが、その分サイズと重量も増加しました。
重さは120gほどの差があります。
コンパクト・軽量タイプが良い人は以下の2つの製品をおすすめします。どちらも本製品より縦横1cmほど小さく、120gほど軽量。収納ポーチも付属しています。
- 2台同時充電・急速充電対応(Anker PowerCore Essential 20000 PD 20W)
【レビュー】Anker PowerCore Essential 20000 PD 20W|スマホ5回フル充電 - 3台同時充電・比較的低価格(Anker PowerCore III 20000)
【限定品】Anker PowerCore III 20000|コスパ最強・3台同時充電
500mLペットボトルと比較すると、バッテリーの方が短いですが、容積や重さはほぼ一緒です。
ほぼ500mLペットボトルを1本持ち歩くイメージです。
ボタンを2回押すとLEDランプの1つが緑色になり「低電力モード」になります。
ワイヤレスイヤホンなど小型機器の充電に活用できますが、3ポートとも低電力になります。同時充電する際、他デバイスの充電ペースが落ちるのが弱点。
私はワイヤレスイヤホン(AirPods)を頻繁に通常充電しています。
通常モードでもAnkerには「高電圧出力防止機能」など11個の保護システムがあるため、故障の原因になるレベルではありません。
Anker製品は18ヶ月間の通常保証に加え、正規取扱店から購入後、Anker公式ホームページから会員登録をすると保証期間が24ヶ月間に自動延長されます。
※一部製品は通常の保証期間と延長期間が異なるので販売ページで確認が必要
1ヶ月〜1年の製品が多いなか、2年はかなり長いです。
Ankerは自社品質に自信があると分かります。
【充電回数】スマホ2回半以上+タブレット1回フル充電可
スマホ・タブレット・カメラにどれくらい充電できるかまとめました。
パターン | スマホ iPhone12 | タブレット iPad Air 第5世代 | ミラーレスカメラ 2,000mAh |
---|---|---|---|
スマホのみ | 5回以上フル充電 | - | - |
スマホ+タブレット | 2回半以上充電 | 1回フル充電 | - |
タブレットのみ | - | 2回フル充電 | - |
スマホ+タブレット +カメラ | 2回フル充電 | 1回フル充電 | 1回フル充電 |
スマホ+カメラ | 4回半以上充電 | - | 1回フル充電 |
1台あれば、ディズニー・USJなどで友達の分も余裕で充電でき、1日中写真や動画を撮って満喫できます。
一般的な「ミラーレスカメラ」のバッテリーは2,000mAh程度なのでスマホと合わせても充電に困りません。キャンプ・登山などのアウトドアでも大活躍。
カメラのバッテリーの減りは早く、特に山は低温なのですぐになくなります。
【注意点】充電コード・電源アダプター・バッテリーの保管方法
バッテリーを使用するにあたって、以下3点の注意点があります。
USB-Cコードを使用する場合は以下の確認が必要です。
- 「USB-C – USB-C(or Lightning)コード」は「PD(Power Delivery)」対応か
※Lightning:iPhoneや一部iPadなどに差すコード
「PD」とは給電規格のことでPD非対応だと急速充電できません。タブレット・スマホ付属の正規品はたいていPDですが、100均やドン・キホーテなどの安価品はPD非対応の可能性があります。
実際に量販店などで調べましたが、1,500円以下のコードはPD非対応が多かったです。
PD対応の「USB-C – USB-Cコード」をお探しの方は、Apple正規品より安い以下の製品がおすすめです。
\【やわらかく高耐久】7色あり/
PD対応の「USB-C – Lightningコード」をお探しの方は、Apple正規品より安い以下の製品がおすすめです。
\【やわらかく高耐久】8色あり/
USB-Aは全般的にPDの規格対象外ですが、Ankerの独自技術「PowerIQ」システムによりUSB-Aからも急速充電が可能です。
製品付属品にはバッテリー本体を充電する電源アダプターは含まれていません。ご自身で用意する必要がありますが、一定の出力以上の電源アダプター(充電器)が必要です。
出力が18W以上の充電器を使用しましょう。
MacBookやiPad(2020年以降発売)付属の電源アダプターは18W以上ありますので、そちらも使用可能です。
電源アダプターが不足する場合、以下の製品は世界最小&最軽量でおすすめです。
\【世界最小&最軽量】4色あり/
18〜20Wだと6〜7時間ほどで充電完了するので、寝る前に充電すれば朝には満タンになります。
安全な使用のため、バッテリーは高温多湿・直射日光の当たる場所には置かないようにしましょう(特に梅雨〜夏)。バッテリーの保管についての詳細、以下2点をご説明します。
バッテリー残量が0になれば、早めの充電をおすすめします。
リチウムイオン電池はバッテリー保護のため、微量の容量を残しています。微量の容量がなくなると、バッテリーに損傷を与えます。
完全放電 or 一部残量あり、どちらでもすぐに充電するなら、バッテリーの寿命に大きな差はないです(Anker社確認済み)。
日常的に使用しない方は、3ヶ月に1回ほどは放電と充電を行いましょう。長期間使用しないままだとバッテリーの寿命に影響がありますので、定期的な使用をおすすめします。
忘れないために旅行・遠出用のリュックに入れておくなど、自然とバッテリーの存在を思い出せる工夫をすると良いです。
【防災グッズ】Anker 335 Power Bank PowerCore 20000は大災害時に役立つ!
「超大容量モバイルバッテリー」は大災害などによる長期停電時にスマホなどを充電するのに欠かせません。
被災から1週間ほどは自力で自分や家族を守るため、「超大容量モバイルバッテリー」は必須アイテムです。詳細は以下の記事をご覧くださいね。
【徹底比較】Anker 超大容量モバイルバッテリー おすすめ7選【選び方も解説】
【まとめ】Anker 335 Power Bank PowerCore 20000をおすすめできる人
高品質でデザインにアクセントがほしい方に一押しの超大容量モバイルバッテリー。おすすめできる人は以下のとおりです。
- 外出先でタブレット・スマホなどを長時間使用する
(カフェなどでコンセント探し不要) - 複数台/複数人と同時充電したい(3台同時充電可能)
- ベースはシックにワンポイント、目を引くデザインが良い
- 余計な付属品は不要、価格を抑えたい
- 防災用バッテリーとして併用したい(大災害時の充電源として有効)
\【USB-C – USB-C】7色あり/
\【USB-C – Lightning】8色あり/
\【世界最小&最軽量】4色あり/
\本レビュー製品もおすすめ7選のひとつ/