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消費者庁の景品表示法の一部変更(2023年10月1日施行)に伴う表記をしております。
- おすすめの防災ラジオを知りたい
- テレビ・スマホが使えなくなってもニュースを見たい
- 避難所の開設状況や給水場所を早く知り、支援を受けたい
大災害に備えて食料・飲料水を備蓄している方は多いですが、忘れがちなのが「防災(携帯)ラジオ」です。
防災グッズのなかで「防災ラジオ」は必須アイテムの一つ。
なぜならテレビ・スマホが使えないと以下の大変な状況になります。
- 災害の状況が分からない
- すぐに支援されない
実際に東日本大震災では停電が約1週間、通信回線の復旧に約2ヶ月かかり、情報難民が多くいらっしゃいました。
一方、ラジオ局が迅速で正確な情報を発信し、非常に役立ったと見直されたきっかけでもあります。
ラジオの肉声を聞き、精神的に楽になった人も多かったようです。
あらゆる防災ラジオを調査した「防災士・気象予報士」がベストバイのラジオをレビュー。
ベストバイのラジオは「エコラジ7」です。
この記事を読めば、テレビ・スマホなどが使用できなくても生活に必要な情報を入手できるラジオが分かります。
情報によって避難できるか、支援物資を受けられるかなど被災後の生活の質(QOL)が大きく変わります。
命を守る・生命を維持する、次に重要なのが「情報」です。
ワンセグ付きでテレビを視聴、アウトドアや料理中など普段使いができるのもうれしいです。
- ラジオだけでなくワンセグでテレビを視聴したい
- ラジオの操作に慣れていない(自動受信機能あるため簡単操作)
- 機能と価格のバランスが良いコスパを重視
- 災害時だけでなく普段使いもしたい
【スペック】「エコラジ7」日常・災害時に存分に活用できる
以下にスペック表を記載します。
製品名 | エコラジ7 |
主な機能 | ・ワンセグTV(自動受信) ・AM/FM/ワイドFM/短波ラジオ(自動受信) ・LEDライト ・緊急サイレン ・スマホなどへの充電 |
電源 | ・内蔵バッテリー(2,000mAh) ※ iPhone8/SE(第3世代)と同程度 ・AC電源(コンセント) ・アルカリ乾電池(単4×4)※別売り ・手回し充電 |
端子 (ポート) | ・イヤホン端子 ・USB-A(スマホ等充電用) ・USB-C(本体充電用) |
サイズ | 14.6cm(横幅)9.2cm(高さ)3.2cm(奥行) |
重量 | 約290g(本体のみ) |
カラー | ホワイト・ブラック・ピンク・ブルー |
メーカー | テレマルシェ |
付属品 | ・AC電源アダプター ・USB-C – USB-Aケーブル ・イヤホン ・取扱説明書(保証書1年) |
参考価格 | 9,900円前後 |
・内蔵バッテリー
ワンセグ | 約10時間、約15時間(音声のみ) |
ラジオ | 約12時間、約20時間(音声のみ) |
LEDライト | 約19時間 |
サイレン | 約16時間 |
・アルカリ乾電池
ワンセグ | 約5時間、約8時間(音声のみ) |
ラジオ | 約7時間、約12時間(音声のみ) |
LEDライト | 約15時間 |
サイレン | 約9時間 |
・手回し充電(2回転/秒×10分)
ワンセグ | 約6分、約15分(音声のみ) |
ラジオ | 約12分、約24分(音声のみ) |
LEDライト | 約48分 |
サイレン | 約40分 |
多機能・高性能で価格は抑えめでコスパ良し、実際の使いやすさも最高でした。
【強み】「エコラジ7」ほしい機能がすべて備わっている
エコラジ7は携帯ラジオでほしい機能がすべて備わっています。それぞれレビューします。
エコラジ7はワンセグとラジオの放送局を自動で収集するため、手間がかかりません(面倒な周波数の調整不要)。
「スキャン」を押すと5〜10秒ほどで現在地で聞ける放送局を見つけます。あとはチャンネルを押して聞きたい放送局を選ぶだけ。
ラジオは周波数の調整(チューニング)が面倒なので「自動受信」はかなり楽です。
「自動受信」は他社メーカーにもありますが、「エコラジ7」の1.5〜2倍ほど価格が高いか、他機能のスペックが落ちます。
まとめるとエコラジ7はコスパが良いです。
被災時の大変なときにチューニングするのは非常に手間。「自動受信」機能は必須のスペックです。
ワンセグとラジオの使用感をレビューします。
ワンセグはNHK(第1・2)、キー局(テレ朝・テレ東など)すべて受信しました。
画面の大きさはそこそこですが、複数人で視聴する場合も問題なく見えます。
停電時を想定し、暗闇で試したところ、こちらも見やすいです。
「画面」ボタンを押すと画面が消え、テレビの音声のみになります。
消費電力を節約したい場合は助かる機能です。
ほとんどの防災ラジオにワンセグは搭載されていません。
ただ、ワンセグは必須の機能です。なぜなら私たちはテレビ・スマホなど視覚からの情報収集が当たり前だからです。
災害の不安な状況では、いつもと変わらない視覚からの情報で緊張を和らげられます。
複数の放送局から受信しました。音質はAMよりFMの方がクリア。自宅内でもアンテナの向きや部屋によって音質に違いがあります。
付属品のイヤホンはおまけ程度と思っていましたが、音質が良くびっくり。
ラジオと一緒に保管しておけばイヤホンの持ち出しを忘れないし、避難所などでも周りを気にせずに聞けます。
短波ラジオはいずれの局も受信せず(おそらく自宅が建物に囲まれているため)。
※短波ラジオは主に海外のラジオを聞くためなので、災害時は特に使用する必要なし。
ラジオも「画面」ボタンを押すと画面が消え、音声のみになります。
NHKなどAMラジオ以外に災害時は「コミュニティFM」の活用を強くおすすめします。
「コミュニティFM」は地元密着型のラジオ局です。
「避難所の開設・炊き出し・給水状況」など有益情報を発信します。
東京は「FMひがしくるめ」など、大阪は「FM千里」など全国各地に多くの放送局があります。詳細は以下の記事をご覧くださいね。
【被災後のQOL向上】大災害時はラジオ・コミュニティFMを活用しよう
電源の種類が豊富なため、あらゆるシーンに対応します。
- 自宅(普段使い):直接コンセントから給電
- 災害時&アウトドアなど:内蔵バッテリー&乾電池(最終手段として手回し充電)
内蔵バッテリーの容量は2,000mAh、最新のiPhoneSE(第3世代)と同程度のなかなかの大容量。
内蔵バッテリーはワンセグ(約10時間)・ラジオ(約20時間)と長時間使用できます。乾電池は長持ち&長期保存できるものがおすすめ。ずっと保管したままだと、自然放電で電池容量が徐々に減るためです。
最もおすすめの乾電池は、パナソニックの「エボルタ NEO」。
単3ではギネスで世界で最も長持ちする電池と認定され、10年間も保存可能です。
手回し充電はハンドルはかなり軽く、簡単に回せます。
2回転/秒の手回し充電を1分で1分以上ラジオを聞けます。以下は実際に手回し充電した動画です。
以下3つ(ライト・充電機能・サイレン)の機能もしっかりと活用できます。
暗くし約3〜4m先から照らしましたが、しっかりと箱が見えます。
自宅内での使用や屋外で身の回りを照らすときに十分に活用できます。
ラジオ内蔵バッテリーからスマホなどへ充電できます。
モバイルバッテリーがない場合などはこちらの機能を活用しましょう。内蔵バッテリーは2,000mAhなので、iPhone8/SE(第3世代)程度ならフル充電できます。
スマホなどの充電は「超大容量モバイルバッテリー」がおすすめです。1週間ほどはスマホなどの充電に困りません。
【徹底比較】Anker 超大容量モバイルバッテリー おすすめ7選|選び方も解説
ボタンを2秒間長押しすると大きなサイレンが鳴ります(再度ボタンを押すと止まる)。
誤って押すことのないよう、ボタンは凹んでいます。以下は実際のサイレン音の動画です(音量注意)。
避難所で女性・子供がトイレに行くなど単独行動する場合(特に夜間)は、エコラジ7を携帯しましょう。
避難所はあらゆる人が集まり、高いストレスの環境下のため、治安が良いとは限りません。
特に避難生活が長期化するほど様々なトラブルが発生します。実際に女性・子供が被害に遭った事例があります。
【まとめ】防災ラジオ「エコラジ7」は被災後のQOL向上アイテム
ベストバイの防災(携帯)ラジオ「エコラジ7」をレビュー、各機能の優れた点をご紹介しました。
自動受信機能が付いて他メーカーの半額ほどとコスパ最高製品です。
ラジオがあれば避難所の開設後、すぐに避難できます。
食料品・飲料水の配布が始まれば、すぐに受け取れるなど大きなメリットになります。
現代のライフライン(電気・通信など)は万全ではなく、依存はリスクです。それらが機能不全になったとき「エコラジ7」を大いに頼りましょう。
- ラジオだけでなくワンセグでテレビを視聴したい
- ラジオの操作に慣れていない(自動受信機能あるため簡単操作)
- 機能と価格のバランスが良いコスパを重視
- 災害時だけでなく普段使いもしたい